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浜岡原発再稼働問題で県と交渉 2017/10/24

なくす会「実効ある避難計画を同意の要件に」

大運動実行委員会では、例年の対県交渉が24日に静岡県庁において実施されました。静岡県評、原発なくす会静岡はこれに参加し、浜岡原発の再稼働、避難計画などで県を質しました。なくす会からは「規制委員会の審査がたとえ『合格』したとしても同意しないでほしい」「知事が4年間は同意しないということを説明してほしい」という要請について、県は「規制委員会の審査については基準地震動や津波対策などが残っており、使用済み核燃料などの課題も残っている。再稼働できる状況にない」と答えました。再稼働と活断層問題で次のようなやり取りがありました。

対県交渉

なくす会「活断層について審査が進んでいる。前回の審査でも中電は原発周辺活断層について29を特定し、うち3つを敷地に影響を及ぼすものとして地震動を算定している。断層については原発周辺と敷地内と分けて審査しているということでいいか?」
県「そう認識している」
なくす会「地元の専門家、塩坂氏が指摘した南北方向について、規制委員会の審査はどうなっているのか」
県「これについて動きがあることは承知していない」
なくす会「それでは敷地内の断層の審査は現在H断層系だけか」
県「4号機付近の小断層も対象だと認識している」
なくす会「今後原子炉から約500メートルの逆断層露頭と小断層の関係について県の原子力防災学術会議で調査する権能はないのか?」
県「学術会議は原子力防災にかかる最新の智見を受けて専門家が議論して外に県民に周知するもの。問題があったときに査察するということが想定されていない」

周辺活断層

この後避難計画、要援護者施設、安定ヨウ素剤などの配布などのやり取りが行われた後、最後に実効ある避難計画を知事の同意の要件としてほしいと要請しました。

なくす会「知事の同意は法的に確保されたものではなく閣議決定で定式化されただけのものだ。しかし新潟県の柏崎刈羽原発は規制委員会で事実上の「合格」が出たにもかかわらず、東電との間で3つの検証が行われており、地元の納得が優先されている。静岡でも川勝知事はこれに習って、これまでいろいろ行ってきた使用済み核燃料の処理や低速度層問題など県が検討すべき項目を定式化してほしい。その中で県民の関心は自分の命が救えるのか、実効ある避難計画をその最優先の条件としてほしい」と要請しました。

県は「制度的には再稼働と避難計画は別なこと」と言いながらも「過去に再稼働について知事は県民の意見を聞くと言っている、県民の中で実効ある避難計画は強い要求であると認識すると発言した。みなさんの要請は伝えて行きたい」と述べ交渉を終わりました。

浜岡停止6周年行動で、中電と県に要請 2017/05/18

「中電は危険性についてもっと説明を」
「県は要援護者施設の避難に責任を」


原発なくす会と金曜アクション静岡は、5月14日に静岡市内で実施されたアクションに続いて、中部電力と静岡県に対して浜岡原発の再稼働をしないことなど、県民の要求携えて要請を実施しました。

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「中電は浜岡原発の再稼働するな」

中部電力では、「6年が経っても電気は余っている。世界一危険な浜岡原発は再稼働させないでほしい」と要請書を読み上げ、原発なくす会静岡の林代表委員が中電の加藤総務グループ課長に要請書を手渡しました。この後、原発なくす会の7名の代表者は支社内の会議室で要請を実施しました。

林代表委員は「昨年規制委員会で敷地の西隣のA17が活断層と認定され、3月末にはH断層の調査に規制委員会が入っている。県民は、これまでのプレート型地震だけでなく活断層にも怯えなければならないのかとたいへん不安だ。きちんと県民にその危険性を説明してほしい」と質したのに対し、中電は「現在審査中でその審査を注視しているが、時期が来たら今広報をしているやり方で県民に説明することになる」と答えました。林代表委員は「現在の宣伝のようなプロパガンダでは困る。中電は県民に対する説明責任が足りないのではないか」と中電の姿勢を正しました。

小断層

すべての断層の審査を

A17についても、「活動性はないものと判断している」と中電が述べるのに対して、「それは中電の判断で、規制委員会は上載地層がないので少なくとも15.6キロは『震源となりうる活断層』と認めたのではないか。中電のHPを見てもその活断層の認定がよくわからない」と指摘しました。またA17と並行して中電の敷地内を通る褶曲構造における比木向斜にともなう断層が規制委員会審査の俎上に上っていないのはおかしい。先日の浜岡弁護団との調査で、敷地の北側に逆断層の露頭を確認し、それは中電の資料で4号機地下を走る『小断層』と記載されるものの延長ではないか」「『小断層』という記述はおかしく、審査の対象とすべき」と要請しました。それに対して中電は「地質の専門家がいないので答えようがない」と逃げたのに対して「責任者に伝えてほしい」と要請しました。

名称未設定 1

褶曲構造

常識と違う中電の説明

つづいて林静大名誉教授からは「現在の安全対策の状況を説明してほしい。中間貯蔵施設はいつ完成するのか?」とし質したのに対し、「平成30年の予定だったが今大幅に遅れている」と答えました。「また緊急対策所は、ほぼ完成した。免震ではなく耐震である。免震棟のデータは少なく、耐震棟に切り替えた。免震と耐震も一長一短がある」と述べました。なくす会は「免震でないと安心できないのではないか。一長一短あるということは常識とは違う、どういうことか説明してほしい」と反論しましたが、「これは第二コントロール所ではない、ただ制御室の計器に目盛りが読めるだけ。第二コントロール室は5年後の話」と中電は免震・耐震については説明しませんでした。また浜岡などの沸騰水型は加圧水型より危険であると言うことに対して構造的に問題があるというこちらの指摘に対して、電力の足りていない西日本から再稼働させるという常識外れの回答をしました。

原発の費用は高い

最後に「原発は安くないことがはっきりしてきた。託送料で新電力も含めて事故費用、使用済み核燃料の処理費用を消費者に転嫁しようとしている。中電は浜岡の再稼働を止め廃炉を決めて廃炉ビジネスの先頭に立ってもうけるべきだ」と要請しました。中電は「高い」ということに反論しませんでした。

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県民の声を聞いてほしい

つづいて県に対して、避難計画問題を中心に要請しました。この要請は静岡県保険医協会と共同して行われ、理事長の聞間医師が参加しました。 なくす会から「浜岡において避難計画の策定は必要と考える。しかしこれまでも県と積み重ねてきたように、国の原子力災害対策指針では住民の命を守ることはできない。是非県民の声を聞いてその見直しの声を上げてほしい」として次の点について要請しました。

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① UPZで避難開始する線量が500マイクロシーベルトはあまりに高すぎる
② まずPAZが避難し、UPZは屋内退避のの地避難すると言うことは現実には合わない。
③ スピーディーの活用を削除はおかしい
④ PPA(原発から50キロ圏内、静岡、浜松の中心部が入る)の対策を削除はおかしい

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など国の指針を抜本的に変える要望を国にあげることを県に要請しました。望月原子力安全対策課長は「PAZの避難ののちUPZが避難を開始するのは合理的だ」と答弁したことに対し、参加者は「地元新聞ですら『机上の空論』という論説を載せた。それが県民の実感ではないか」「福島の例を見ても一斉に避難を開始することは当たり前だ」「環境政策研究所の上村氏のシミュレーションにおいても一斉に逃げた方が時間が早いという結果がある」と指摘したのにたいして、課長はもう一度資料を当たってみたいと述べました。
スピーディーの利用についても、国に意見をあげていることが表明されました。参加者からは「今、意見が違う部分があるが県民の声を私たちはできるだけ県に伝え、国に対して抜本的な改正を求めていきたい。是非話し合いを継続してほしい」と要請しました。

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UPZヨウ素剤事前配布の交付金について意見をあげている

要援護者施設については「福島でも特に困難を生じた病院や介護施設などについて、施設が避難計画の立てるのはおかしい。国や県が責任を持つべきだ」「県は技術的に支援すべき」と要請しました。また保険医協会の聞間医師から、「自宅にいる要援護者の対策はどうなっているのか」と質したのに対して、県は「これまで市町は(地震・津波)の避難を実施してきた。それに瞬時手行いたい」と答えた他のに対して、「災害対策基本法上の要援護者ではあるが、原子力災害と地震・津波は事情が違う。県が考えを示してほしい」と要請しました。

ヨウ素剤について参加者から「UPZについても事前配布とすべきで、その理由でヨウ素剤購入の交付金を確保するよう国に声を上げるべき」という要請についてはも県は「知事会を通して、交付金について意見をあげている」と回答しました。

最後に、「福島原発事故の教訓は住民が信頼できない制度は、結局ルールが守られないということ。国の指針に基づく避難計画はまさにそれにあたるのではないか。住民の思いに寄り添う避難計画とすべき」と述べ要請を締めくくりました。

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Appendix

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